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プレスリリース

2009年7月1日

溶剤可溶性イミド樹脂「ユニディックV-8000シリーズ」の新製品を開発
- 硬化フィルムの透明度を大幅アップ。硬化剤が不要な一液タイプも開発。-

 DIC株式会社(本社:東京都中央区、社長:杉江和男)は、溶剤可溶性イミド樹脂の新製品「ユニディックV-8002」(以下、V-8002)および「ユニディックV-8003」(以下、V-8003)を開発し、顧客に対するサンプルの配布を開始しました。

 

 溶剤可溶性イミド樹脂製品を当社では「ユニディックV-8000シリーズ」と称し、イミド樹脂の優れた耐熱性と絶縁性を活かして、電子部品(半導体やプリント配線基板)の絶縁体や高耐熱性・高絶縁性コーティング剤、接着剤向け等に展開しています。

 従来、イミド樹脂は各種溶剤や他の樹脂との相溶性が低く、硬化には300℃以上の高温を必要としたため、配合やアプリケーションに制約がありました。このような問題を解決すべく、既にサンプルワーク中の同シリーズ第1弾「ユニディックV-8000」(化審法登録済み。以下、V-8000)では、イミド樹脂に多分岐構造(分子を枝状に伸ばした構造)を持たせ、各種溶剤や他の樹脂との相溶性を大幅に向上しました。V-8000は硬化剤(エポキシ樹脂等)を配合・加熱することで硬化する熱硬化タイプですが、通常のイミド樹脂より低温で硬化(V-8000では150℃以上を奨励)するためエネルギーコストが節約でき、周辺部材への影響も低減できます。熱硬化の結果、得られるフィルム状の硬化塗膜(硬化フィルム)も優れた耐熱性と絶縁性を示し、吸水率も低くプリント配線基板の絶縁材料等に最適です。

 

 今回、サンプル配布を開始するV-8002V-8003では、V-8000で得られた上記の成果を下記の通り発展させました。V-8000も含めた代表物性値(保証値ではありません)は下表の通りです。

V-8002・・・V-8000の優れた特性に加え、硬化フィルムの透明度を大幅に改善しました。

V-8003・・・ 硬化剤が不要な一液タイプで、構造は多分岐構造ではなく直鎖構造です。熱に対して変形しにくく(線膨張係数が低い)、難燃性、強度も大幅に高めました。

 

硬化剤

熱分解温度

線膨張係数

370nm透過率

吸水率

V-8000

370

55ppm

70%

0.01%以下

V-8002

370

50ppm

85%

0.1%

V-8003

不要

410

20ppm

0.5%

 

 V-8002V-8003は、現段階では化審法未登録ですが、需要動向の調査を経て早期に化審法登録し、V-8000も含めた商業生産へと進める予定です。

このリリースに関する問い合わせ先

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 広報・IR部 TEL 03-5203-7838
本件に関するお客様からのお問い合わせ
 コーティング樹脂開発営業部 TEL 03-5203-7718